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【第一回】先人に訊け

Takenori

【第一回】先人に訊け

フィクションはノンフィクションに敵わない。

創造上で繰り広げられるファンタジーと、実体験から成る物語じゃ、語られる言葉の重みが違う。

これまで幾つもの小説を読み漁ってきた。恋愛、冒険、歴史、サスペンス、ミステリー、SF等々。もちろん面白すぎて時間が経つのも忘れて(仕事をするのも忘れて)読みふけった小説だって存在する。

例えば20代前半の秋の夜長に手にした、市川拓司の「恋愛写真~もうひとつの物語~」。一度読み終わった後に続けて二回目もすぐさま読んでしまうほど、一瞬にしてのめり込んでしまう登場人物の青いやりとりが強烈に印象に残っている。

それでも、自分が経験した純情な恋や、友人・知人の過去現代問わず繰り広げられる恋や愛の話の方が、何倍も面白い。その理由は間違いなくこれだ。「実在するかしないか」。

地球一周分の距離をリヤカーをひきながら歩いたおじさん

地球一周分の距離をリヤカーをひきながら歩いたおじさん

この文章だけで、なんかそのおじさんがリヤカーをひきながら歩いている光景が目に浮かぶよね。もうね、何をしてんの?って思う描写がたくさんあって、よくもまぁこの時代にこんなことしたもんだな…って感情が次から次へと芽生えてくる。

あ、永瀬忠志さんっていう今年60歳になるおじさんのことなんだけど。相棒のリヤカーに最大200キログラムにもなる荷物を詰め込んで、地球上の大地を歩き続けているスーパーおじさん。それは60歳になる今でも変わらない。

60歳だよ?200キログラムの荷物だよ?僕の倍以上も生きている人が、そんな意味のわからないことを続けていることが僕にはわからない。こう書いてしまうと失礼な奴だな、と思う人がいるかもしれないけれど、永瀬さん自身が「なぜこんなことをしているのかわからない」って言ってるから、僕もその言葉を尊重しているだけ。

なぜこんなことをしているのかわからない

なぜこんなことをしているのかわからない。

それでも一度始めた以上、答えがみつかるまでチャレンジし続ける。もしかしたら答えなんてないのかもしれないのに。

カッコよすぎでしょ。僕の理想とか理念に通じるものがある。

「何の結果も残していない若造と一緒にするなよ」って永瀬さんに怒られるかもしれないけれど、僕は永瀬さんがそんなしょうもないことを言わない人だってことを知ってる。自分の半分も生きていない20代の若者に、どれだけ丁寧で腰を低くして接してくれたことか。

彼の人柄の良さがあってこその、アパルトヘイト廃止以前のアフリカ大陸横断(歴史に多少なりとも詳しい人なら、この一文だけでどれだけ永瀬さんが凄い人なのかわかってもらえると思う。)を実現出来たのであろうし、19歳という右も左もわからない時代から60歳に至るまでの41年間を、過酷な時代背景が色濃く残る色んな国をリヤカーと共に歩いてこれたのも、これまた人柄の良さが惹きつけた異国での出会いが糧になった所以だろう。

オリンピック出場選手と変わらない

たけのり自慢史にはこう書かれている。

  • ハンマー投げメダリストの室伏広治と話したことがある
  • 室伏広治に向かって「おい広治」の一言ですぐさま呼び寄せることが出来る人の元にいたことがある(その人は千葉真子にはデレデレだった模様)
  • ソウルオリンピック、バルセロナオリンピックに出場した青戸慎司に指導されたことがある

ここへ新たに「永瀬忠志と話したことがある」という一文を付け加えたい。僕の中では、名だたるオリンピック出場者と肩を並べるほどの功績を残した偉大な人物だ。僕も彼のようにとまではいかないが、少しでも彼の背中を追うことができるように、僕は僕の歩き方を追及したいと思う。

永瀬忠志さんが書いた本

レビューについて

この本には多くのレビューや感想がある。
そして、その中にはマイナスの評価をつけているものもある。
でも、自分はこの本をとても大切な本だと感じている。マイナスの評価なんて、もってのほかだ。

永瀬さんは作家でもなければエンターテイナーでもない人物だ。
だからこそ、この本には読者にどう思われることになろうかを気にしない、嘘偽りないありのままの出来事と、永瀬さんの気持ちが書き綴られている。
そして、そこにはニュースや歴史の書物では決して知り得ないことがあると自分は信じている。

他人が成したことに難癖をつけるのではなく、自分で立ち向かう人生。恵まれ過ぎた国で育って身についてしまった貧しい教養や感情ではなく、広い視野で物事を見る気持ち。
自分で踏み出して自分で判断をすることの大切さ。

本に書かれていること以外にももっと話を聞きたいと思って、結果永瀬さんと話すことができた。それはとても貴重で、素晴らしい体験だった。
この出来事も、自分で踏み出して自分で判断をした恩恵だ。

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