こんにちは、しのはらです。
気軽に色を塗れる文房具、小学校でお世話になる文房具、といえば。
それは、(クーピー派な方もいらっしゃると思いますが今回この記事で紹介するのは) 色鉛筆!
今回は色鉛筆の正しい塗り方、というよりは『いろんな塗り方』を紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。
色鉛筆のいろんな塗り方一覧
- 垂直塗り(ハッチング)
- 囲い塗り
- ぐるぐる塗り
- グラデーション
- じゅうたん塗り
- 部屋分け塗り
- 模様塗り
1.垂直塗り(ハッチング)
一定方向に鉛筆を動かしていく塗り方です。
とても一般的な色鉛筆での塗り方だと思います。
ムラができにくい、広い範囲も塗りやすい、色を混ぜたり濃度を変えたりがしやすいという利点があります。
また、デッサン等でもこの技術は使われており、絵を描く場合かなり重要なスキルとなっています。
そしてこの文を書いていたらちゃんと塗れているか心配になってきました。
左下の└は鉛筆を動かした向きを表しており、この場合縦と横に色鉛筆を動かしたということになっています。
塗り方
・直線になるように塗っていく
わかりやすいように半分に分けてみました。
それぞれ横方向、縦方向に塗っています。
色を濃くする場合、横に塗っていった場所に、縦方向を、さらに斜めに塗り重ねていく、というように方向を変えて重ねていくのが一般的です。
応用
・色を重ねてみる
この塗り方はとても色を重ねやすいです。
この場合縦方向に黄色を、横方向に青色を塗ってみました。
2.囲い塗り
輪郭を囲い、中を塗っていく方法です。
特徴として、色のはみ出しを防ぎやすいです。
この塗り方を何処かで教わった方も多いのではないでしょうか。
上の画像ではわかりやすいように濃い目に輪郭を覆いましたが、もう少し弱めに囲うことで輪郭が目立たなくなります。
逆に濃い目に囲い、輪郭を強調するという方法もあります。
塗り方
・線画に合わせて線を引き、その中を塗る
まず、線画に沿って囲うように塗っていき、その後中を塗ります。
(上の画像と文で説明は必要ない気もしますが、一応…)
囲う時点ではみ出さないように注意することが必要です。
また、色鉛筆で線画をなぞるので、線画が薄くても大丈夫なのもポイントです。
応用
・本来とは違う色で囲ってみる
塗る色と同じ色で囲うのが一般的ですが、塗る色とは別の色で囲う方法もあります。
すこし印象的な雰囲気になると思います。
この場合、黄緑で塗るところに水色系の緑と赤色の2色で囲っています。
ぐるぐる塗り
ぐるぐるした塗りです。
全体に対してぐるぐるで塗る方法と、小さいぐるぐるをたくさん重ねる方法があります。
今回は全体に対してぐるぐるで塗る方法で、上の画像はそれぞれ
・余白を残して塗っていったもの
・かなり濃く、余白をあまり残さず塗ったもの
です。
塗り方
・周りを囲ってから中を塗る
この塗り方も、先程の囲い塗りと同じく、周りを塗ってから中のぐるぐるにとりかかると塗りやすいです。
また、囲い方も複数の線にすると塗りと馴染みやすいかと思います。
応用
・丸ではない形
丸ではない形を塗ってみました。
長方形などの場合は少し角の処理に悩みます。
星は形にそって、塗りを全て星形にしてみました。
また、複数の色(オレンジと黄色を使ってみました。)
・簡単なイラストを塗ってみる
横の丸は使った色で、=はおんなじ色だということを指しています。
つまりこの場合赤、オレンジ、黄色の三色を使いました。
4.グラデーション
グラデーションを作っていく塗り方です。
今回は黄色、オレンジ、ピンクでのグラデーションです。
塗り方
・複数の角度
グラデーション自体についての解説はあまりできないので使った塗り方を紹介します。
今回、角度を変えつつ少しずつ塗っていく方法を使っています。
上の画像は角度を鉛筆の線で表したものです。
(この2つはあまり角度対応していません)
グラデーションを調整しつつ塗っていくとき、垂直塗り(ハッチング)で塗るよりこちらのほうが難易度が低いかなと思います。
5.じゅうたん塗り
上の画像のように、長方形のブロックで色が分かれた塗り方です。
色ムラをあまり気にしなくていいという特徴があります。
じゅうたんやマットでこんな感じのものを見る、気がするのでじゅうたん塗りという名前です。
塗り方
・長方形のブロックを意識して塗っていく
まず、長方形ごとに濃度を変えて基本の色を塗ります。(塗らない場所も作りつつ)
その後、別の色を使ったり、色を重ねたりしながら範囲を埋めていきます。
他の記号(丸や菱型など)でも出来そうですが、少し難易度が高そうです。
6.部屋分け塗り
じゅうたん塗りと同じく、色や濃度が別れた塗りですが、こちらは線で区切られています。
濃度と色のバランスを上手く配置するのが難しいです。
ちょっと4色定理っぽくなることもあります。
塗り方
・線で区切ったあとに一定の角度に塗っていく
まず、線で部屋を区切った後に垂直塗りのように、一定の角度で塗っています。
(上の図はわかりやすく鉛筆の線で描いてみました)
この一定の角度というのは、部屋の区切りの線に合わせても、別に適当な角度でも大丈夫です。
基本的に隣り合うものが別の角度で塗られていたほうが面白いかなとおもっており、それがまた塗っている時に4色定理っぽくなります。
応用
・葉っぱ
葉っぱは元々葉脈があるので、この塗り方が馴染みやすいです。
先ほどの丸に比べて、黄色と緑というちょっとだけ離れた色を使ってみたのですが、パッチワーク的な雰囲気が出ますね。
7.模様塗り
塗りと言って良いのかわかりませんが、紹介します。
模様で塗っていく方法です。
イラストの中にイラストを描くような感じです。
塗り方
・とにかく模様で埋めていく
塗る範囲内をストライプ等とにかく思いついた模様で埋めていきます。
模様が思いつかない場合、丸、四角、三角など記号で考えていくと簡単です。
また、時間はかかりますがいろんな魚のシルエット、などかなりとても奥が深いのも特徴です。
改めて塗りと言って良いのかわかりませんが、そんな感じです。
応用
・複数色で塗ってみる
若草色、緑、青の三色を使って塗ってみました。
模様や範囲にもよりますが、色を増やすとその分時間がかかるので要注意です。
おまけ・立体的なやつ
おまけです。
おわりに
実は今回、それぞれの塗り方の解説…もですが、アイキャッチ製作に時間がかかったりしました。
目立ちつつ、なじませつつ、その記事の雰囲気を出すのは難しいですね。
ありがとうございました。