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レイヤー合成モード解説(SAI基準)

しのはら

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こんにちは、しのはらです。
今回は、私が普段使っている『ペイントツール SAI』基準でのレイヤー効果(合成モード)についての解説です。
よろしくお願いします。

レイヤーの合成モード

ペイントソフトには大体の場合、レイヤーの合成モードが複数あります。
SAIの場合、レイヤータブの『合成モード』のプルダウンメニューによって8種類の合成モードが選べます。

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通常、乗算、スクリーン、オーバーレイ、発光、陰影、明暗、カラー2値化。

これを切り替えることにより、そのレイヤーに描いたものがどういう重ねられ方をするかというのが変わってきます。
この記事では、それぞれの結果と、主な使い方を紹介させていただきます。

合成モード:通常

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主な使い方:通常、線画、選んだ色をそのまま使うとき、修正

これが普段のモードです。
上にあるレイヤーを優先してそのまま表示します。
例えば、上の画像の場合は
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こういう順番になっています。
・これ以降も背景のみは通常で、その他のもののレイヤー合成モードを変えていきます。

合成モード:乗算

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主な使い方:影、暗くしたいとき、線画等で黒だけを出したいとき

イラストでは影の色や、影の色を考えるときに使われることが多いモードです。
通常モードのように上にある線や塗りでしたのものが隠れず、ちょうど『重なった』『足した』ような色合いになるという特徴があります。
また、白を0としているため、白は表示されず、濃い色になるに従い暗く、強く表示されていきます。

白が表示されないという特徴上、

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▲レイヤー合成モード:通常
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▲レイヤー合成モード:乗算

このように白背景の線画は、乗算モードにすることにより白を無くした状態にすることができます。
(また、レイヤー>輝度を透明度に変換を使うことにより、『色合いを黒の濃さに変換』(白を完全な透明する)し、ちょうど乗算のモノクロバージョンのような結果を得られます。)

合成モード:スクリーン

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主な使い方:ハイライト、明るく/白に近づけたいとき
乗算は『暗くする』重ね方でしたが、スクリーンは『明るくする』重ね方です。
乗算は白が表示されませんが、スクリーンは黒が表示されず、明るく、白に近い(明度が高い)色合いになるにつれ明るく、強く表示されます。

合成モード:オーバーレイ

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主な使い方:色合い変更、ハイライト、影

オーバーレイは乗算とスクリーン合わせたもので、下の色に合わせて効果が変わります。

細かい効果は置いといて、ざっくり言うと色味を変えるのに適しています
たとえば、りんごの絵に水色の線を置いた場合

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▲レイヤー合成モード:通常
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▲レイヤー合成モード:オーバーレイ

オーバーレイを使用した右の画像では、水色の線を置いた部分が寒色寄りに、水色寄りになっています。
このように後ろの絵を生かしつつ使いたい色に近づけることができる合成モードなのです。

また、後ろの色合いを変える、といった効果のため後ろの色が『白』『黒』だと何も起きません
そして、『灰色』の場合、通常レイヤーに近い結果になります。
(正確な白と黒の間の灰色の場合、通常レイヤーと全く同じ結果になる)

・『白灰黒背景』に『ピンク』『黄色』『水色』の丸を重ねた例

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▲レイヤー合成モード:通常
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_▲レイヤー合成モード:オーバーレイ

合成モード:発光

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主な使い方:ハイライト、光の表現、装飾
スクリーンの強い版です。
基本的にスクリーンよりさらに明るくする、黒は効果はない、という感じなのですが、特徴として『色合いが出る』というところがあります。

どういうことかというと

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赤丸に注目した場合、発光の方が水色に近いですよね。(通常レイヤーでは灰色のライン部分)
背景の緑(濃い緑に近い水色)を、白に近い緑にせず水色にする、ここが発光レイヤーの特徴だと思います。
そのため、スクリーンではなくこの、発光を使った場合の方が鮮やかなものになります。

ただ、スクリーンよりさらに明るくなるという特徴上、明るい色を普通に重ねると大体白に近づきすぎる/白になります。
そのため、ちょっと暗めの色を重ねたり、濃度が低い(透明に近い)ブラシで描いたものに使われることが多いです。

そして発光という名前なこともあり、光の表現には非常に適しています。

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▲レイヤー合成モード:通常
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▲レイヤー合成モード:発光

このようにふんわりとエアブラシでオレンジをおいたものを発光レイヤーで重ねるだけで、綺麗な光が表現できます。

合成モード:陰影

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主な使い方:影の表現、色合いの変更

発光の暗くする版、乗算の強い版になります。
発光と同じく乗算より鮮やかに、さらに暗い効果になります。

こちらも乗算より強いという特性上暗い色(白に近いパステルカラー系以外)を重ねると大体黒に近づきすぎたり黒くなっちゃったりするので『乗算を使うときより明るめの色を選ぶ』『濃度が低いブラシで描く』といった使い方をされることが多いです。

合成モード:明暗

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主な使い方:色合い変更、ハイライト、影

これは発光と陰影を合わせたものです。
簡単に言うと、オーバーレイの強い版といった感じでしょうか。
レイヤーの明るい色合いは発光、暗い色合いは陰影になります。

また、
オーバーレイは『下の画像によってスクリーンか乗算か決まる』のですが
明暗は『合成モードが明暗のレイヤーの色合いを基準に発光か陰影か決まります。』

例として、オーバーレイと明暗の比較画像です。
・『白灰黒背景』に『ピンク』『黄色』『水色』の丸を重ねた例

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▲レイヤー合成モード:オーバーレイ
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_▲レイヤー合成モード:明暗

このように、オーバーレイの場合は白と黒に重ねられた場合は透明になりますが、明暗の場合は白と黒に重ねられたところも色があります
逆に明暗レイヤーで白と黒のちょうどあいだの灰色を使った場合、発光でも陰影でもない透明になるということです。

合成モード:カラー2値化

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主な使い方:アンチエイリアスのないものへの変換

これは特殊なものです。

まず、アンチエイリアスの説明をさせていただきます。
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左がアンチエイリアスのあるもの、右がアンチエイリアスのないものです。
つまり、画像をなめらかにするボケといった感じでしょうか。

そして、右は左のものを『カラー2値化:不透明度30%』にしたものです。
カラー2値化というのは、透明と黒のみ、あるいは透明と不透明のみにするといったことに近いです。
(色がついているものをカラー2値化するとまたもっと別の結果になりますが…)

この合成モードの場合、『不透明度』どれだけの明るさまでを『黒』とするかというしきい値(許容範囲)という扱いに近いものになります。
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下の通常/100%の丸をそれぞれカラー2値化にした例です。
不透明度が100%の場合、薄い灰色も黒になります。
そして不透明度が1%、かなり透明に近い場合は、中心辺りしか黒になりません。
(不透明度が0%の場合は完全な透明になります。)

まとめ

さて、以上が8種類のレイヤー合成モードの紹介でした。
簡単なまとめ図としてはこんな感じです。

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ありがとうございました。

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